Story
中学生の少女・ユメミには
幼い頃から抱えている悩みがあった。
自分だけが見ることができる空の浮島。
その浮島を見ないようにするため、
いつしかユメミは空を見なくなった。
そんなある日、突然、
赤い髪をした少年がユメミの前に現れる。
彼の名はムント。
ユメミが見ていた浮島の世界、
天上世界の魔導国から来たという。
かつて、天上界と地上界のバランスは万能の力
“アクト”の循環によって保たれていた。
しかし、遠い昔、
ある災いによって時空が閉じたことで
その循環が断たれ、天上界のアクトが枯渇し、
天上各国は消失の危機に瀕していた。
このままでは、いずれ地上界のアクトも費え、
世界は破滅を迎えてしまう。
全ての鍵を握るユメミに
最後の望みを託して迫る魔導国の王・ムント。
異界の王の突然の来訪に戸惑うユメミ。
二人は果たして世界の危機を
救うことができるのか。